飼い主必見!猫が発症するアレルギーとは~予防におすすめのキャットフードの紹介~

猫のアレルギー01

猫アレルギーという言葉を聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。

しかし、猫自体がアレルギーを起こすということを知らない人は少なくありません。

そこで今回は、猫と安全に暮らすうえで知っておきたい猫の食物アレルギーや、アレルギー予防におすすめのキャットフードについて解説していきます。

猫にもアレルギーがある!?

~キャットフード選びで知っておきたい猫のアレルギーの話~

猫が発症するアレルギーとは?

猫のアレルギー02

ある特定の食べ物を食べた後に、かゆみを伴う発疹や脱毛、嘔吐を起こすことがあります。このように、一般的には害がないとされる食べ物であっても、体が異常に反応してしまうことを「食物アレルギー」といいます。

体内に侵入してきた異物に対して抗体をつくり、それらを攻撃して体を守ろうとする本来の働きが過剰に反応してしまい、必要以上に体を傷付けてしまうことが原因です。

猫の食物アレルギーの場合、猫が食べているキャットフードに含まれるタンパク質がおもに異物(アレルゲン)と認識されて症状が引き起こされます。

また、食べ物だけではなく、花粉やハウスダスト、カーペット、金属やプラスチックなどもアレルギーの原因になります。
 

アレルギーの種類は2つ

猫のアレルギー03

猫のアレルギーの種類は、おもに「Ⅰ型」であることが実証されています。その他にも、「Ⅲ型」、「Ⅳ型」の過敏反応が認められていますが、まだ詳しくは分かっていません。

Ⅰ型

Ⅰ型は、アレルギーを引き起こしてしまう原因物質であるアレルゲンとの接触から30分程度で症状が現れる即時型アレルギーのことをいいます。

短時間でアレルギー反応が現れ、比較的短時間で症状が治まる傾向にあります。
 

Ⅲ型・Ⅳ型

アレルギーは、Ⅰ型が最も反応が早く、Ⅱ型、Ⅲ型、と徐々にゆっくりになり、Ⅳ型が最も遅い反応で、数日経ってから症状が現れ、それが数週間続くこともあります。
 

アレルギーが原因の症状例

猫のアレルギー04

アレルギーが原因だと考えられる症状には、次のようなものが挙げられます。

皮膚炎

人では、アトピー性皮膚炎と呼ばれるもので、全身にかゆみを伴う湿疹ができます。

皮膚のかゆみが原因となり、引っかき傷脱毛にもつながります。

悪化すると、膿皮症(のうひしょう)や外耳炎などを併発するケースもあります。

頻繁に体を掻くような仕草を見せ始めたら、注意が必要です。
 

下痢

猫が下痢をするような場合は、病気の場合を除くと、キャットフードが原因になっていることが多いようです。

アレルギー反応を引き起こす食べ物を摂取したことによって腸内が過敏反応を起こし、下痢などの症状が起こります。

ただ、急に新しいキャットフードを切り替えた場合にも下痢や軟便になるケースがあります。これは、フードの変化に体がついていけずに起こるものなので、アレルギーとは異なります。

これらを見分けるためにも、フードの切り替えは慎重におこなう必要があります。
 

喘息

猫が喘息になると、突然咳をしたり、ゼーゼーとした呼吸をするといった症状が現れます。咳をした後に、口をくちゃくちゃするような仕草を見せることもあります。

比較的軽い症状もあれば、動くのも食べるのも辛そうな状態のものまでありますが、喘息の発作が酷くなると呼吸不全に陥り、命に関わることもあります。
 

とても恐ろしいアナフィラキシーショック

アレルギー反応において、もっとも恐ろしいのがアナフィラキシーです。場合によっては、愛猫の生命を脅かす危険な状態になることもあります。

アナフィラキシーショックとは?

アナフィラキシー01

特にアレルギー反応が大きい場合、体に多大な被害をもたらすことがあります。これがアナフィラキシー(急性アレルギー反応)と呼ばれるものです。

中でも最も重篤な症状がショック状態に陥るケースであり、これをアナフィラキシーショックといいます。

アナフィラキシーによる症状

アナフィラキシー02

アナフィラキシーによって引き起こされる症状はさまざまですが、症状が現れる時間によって大きく2つのタイプに分けられます。
 

蕁麻疹(じんましん)

アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)が体内に侵入して30分~2、3時間以内に起こる反応です。

皮膚に膨疹が現れ、顔に出た場合は、パンパンに腫れて、一時的に顔が変わってしまうほどです。皮膚全体に広がることもあり、相当なかゆみを伴いますが、生命に関わることはありません

ヒスタミンを抑える注射で、全身のむくみや痒みをなくすことができます。
 

急性アナフィラキシー

アレルゲンが体内に侵入して、数分~30分以内と、すぐに起こる反応です。

アナフィラキシーショックともいわれる危険な状態で、急激に血圧が下がり、最初に興奮状態になり、よだれや嘔吐、失禁と続きます。ここで対処が遅れると、痙攣や意識不明の状態へと進行し、死亡する可能性がでてくるため、点滴や注射などの緊急治療が必要になります。
 

飼い主ができること

アナフィラキシー03

アナフィラキシー反応もアレルギーの一種なので、アレルギーを引き起こす物質との接触がなければ起きません

キャットフードの他にも、ワクチンなどの薬物に反応してアナフィラキシーが起こる例が確認されていますが、ワクチン接種による副作用の発生率は0.011%というワクチンメーカーのデータにある通り、極端に多いものではありません。

アナフィラキシーの大きな原因は、誤った食習慣によるところだと考えられるため、飼い主である私たちの食の管理が何よりも重要なのです。
 

アレルギーを予防するためにも検査しよう

猫の食物アレルギーの検査

アレルギー予防01

猫の食物アレルギーを予防するためにも、アレルギーを引き起こす物質を特定するアレルギー検査をおこないましょう。

動物病院では、食物アレルギーの原因となるアレルゲンを血液検査によって特定することができます。

ただ、血液検査で100%アレルゲンが特定できるというものではないので、そのことについては理解しておきましょう。

アレルギー検査の費用は、検査する項目数によって異なりますが、2・3万円~がおおよその相場になります。

検査項目は、事前に獣医師さんと相談して、アレルゲンをある程度絞って決める場合が多いようです。
 

もしアレルギーが判明したら

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※キャットフードの選び方に注意する※

食物アレルギーの検査をおこなった結果、もし愛猫のアレルギーが判明したら、キャットフード選びに注意しましょう。

皮膚炎や喘息、恐ろしいアナフィラキシーショックも、アレルゲンとの接触さえなければ起こりません。

以下に、猫の食物アレルギーを予防・改善するためのキャットフードの選び方を解説していきます。
 

タンパク質の含有量に注意

猫の食物アレルギーの場合、キャットフードに含まれるタンパク質がアレルギーの原因となっていることが多いと先述しました。

これはタンパク質が十分に消化されないまま体内に吸収されてしまうことによって、アレルギー反応を起こしやすくなるからです。

そのため、タンパク質がアレルゲンになっていると考えられる場合は、消化性の高い加水分解タンパク質を使用した食事療法食のキャットフードを与えるのが効果的です。

食事療法食のキャットフードを与える際は、獣医師の指示に従い、与えている期間は定期的に診察を受けるようにします。
 

タンパク質の異なる種類を選ぶ

食物アレルギーでのアレルギー反応は、猫が今までに食べたことのある物に対して起こっています。

最近のキャットフードは、トウモロコシ(穀物類)、チキン、サーモンを主原料としたフードが多い傾向にあるようです。

アレルゲンとなっている可能性のあるタンパク質の種類をターキー、アヒル、ラム、白身魚など、猫が食べたことのないキャットフードに切り替えてみるというのも有効な手段としておすすめです。
 

グレインフリーのキャットフードを選ぶ

「グレインフリー」とは、穀物不使用という意味ですが、猫は穀物類ではなく、チキンなどの動物性タンパク質からエネルギーを摂取するのが望ましいといわれています。

なぜなら、本来、肉食動物である猫の体は、穀物類を消化する機能が発達しておらず、穀物類に対してアレルギー反応を起こしやすいからです。

特に市販のキャットフードには、穀物類(トウモロコシや小麦など)が含まれているフードが多く、それらに対してアレルギーを起こす猫が多いようです。

そういったことから、猫の体を考慮して作られているのが「グレインフリー」のキャットフードです。
 

アレルギー予防におすすめのキャットフード

グレインフリーのキャットフードの中でも、安全性や品質の高さが認められ、獣医師さんもおすすめしているフードを2点ご紹介します。
 

アレルギー対策におすすめのキャットフード

モグニャン キャットフード

モグニャンキャットフード イメージ02

モグニャンキャットフードは、低脂肪で良質なタンパク質の白身魚が主原料となっており、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸がバランスよく配合されています。

オメガ3脂肪酸には、痒みの軽減やアレルギーを抑制してくれる作用があるため、アレルギー対策や腎臓病予防にもおすすめのキャットフードです。

モグニャン キャットフード
対応種 全猫種・全年齢
原産国 イギリス
主な原材料 白身魚
穀物類 穀物不使用(グレインフリー)
添加物 人工添加物不使用
エネルギー(100gあたり) 約374kcal
価格・内容量 3.960円(1.5kg)
価格比較(1kgあたり) 2,640円
【特徴】
穀物不使用(グレインフリー)・人工添加物不使用・ヒューマングレードの原材料・腎臓病予防

 

 

穀物不使用でバランスの良いキャットフード

カナガン キャットフード

カナガン キャットフード

カナガンは、チキンなどの肉類を主原料とし、その他にも猫の体を考慮して独自に選び抜かれたもので作られています。

アレルギーの原因になりやすい穀物類は避け、穀物原料の代わりになる炭水化物源として、消化率の高いサツマイモを採用しています。

カナガン キャットフード
対応種 全猫種・全年齢
原産国 イギリス
主な原材料 乾燥チキン、骨抜きチキン生肉
穀物類 穀物不使用(グレインフリー)
添加物 人工添加物不使用
エネルギー(100gあたり) 約390kcal
価格・内容量 3.960円(1.5kg)
価格比較(1kgあたり) 2,640円
【特徴】
穀物不使用(グレインフリー)・高タンパク質・低炭水化物・人工添加物不使用・ヒューマングレードの原材料・尿路結石予防

 

 

猫が発症するアレルギーのまとめ

猫のアレルギーまとめ

猫の食物アレルギーの治療は難しく、アレルギー物質の特定が容易ではないことから、中にはアレルゲン特定の検査をおすすめしない病院もあるそうです。

食物アレルギーを発症しないためには、アレルギー反応を起こしてしまう前に、アレルギーの原因となる可能性の高いキャットフードを避けて、事前に予防するという方法が先決かもしれません。

発症してしまった際は、獣医師さんの指導のもと食事療法などをおこないます。

焦らず時間をかけて根気強く治療をおこなうことで改善がみられるはずです。

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