猫の餌入れの種類とメリット・デメリット|選び方とおすすめのフードボウル
2016/12/27 11:00
猫用の餌入れは、いろんな種類のものが市販されています。
キャットフード選びも大事ですが、それを入れるフードボウルが猫に合っていないと、食事がストレスになってしまい、食欲不振にもつながりかねません。
そこで今回は、餌入れの種類とメリット・デメリット、それと一緒に選び方とおすすめのフードボウルもみていきたいと思います。

猫の餌入れの種類とメリット・デメリット
猫の餌入れは大まかにみて、プラスチック、ステンレス、陶磁器の3つの材質があります。
それぞれのメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。
プラスチック
プラスチック製は、安価で軽く、落としても割れにくいのがメリットです。
しかし、細かい傷がつきやすく、汚れが落ちにくいため、衛生面の管理に注意が必要です。
また、容器が軽いため、食事の際に動いてしまったり、猫が体重をかけてしまった時に、倒れやすいなどのデメリットがあります。
餌入れを選ぶ時は、器の裏面にすべり止めが付いているものを選ぶようにし、傷が気になるようになったら、定期的に買い替えるようにしましょう。
または、フード用ではなく、水入れとして使用すると、傷が入りにくいかもしれません。

(メラミン樹脂)
メラミン樹脂は、プラスチック製品のひとつですが、プラスチックよりも耐久性があると言われているので、餌入れとして使用する場合はメラミン樹脂の方がおすすめです。
さらに、餌を食べているうちにフードが容器からこぼれ落ちてしまう、という経験がある方はこちらのフードボウルがおすすめですよ。
容器がちょっと変わった2段形状になっていて、フードがこぼれにくいように設計されています。子猫向けにSSサイズもあります。

ステンレス
ステンレス製は、頑丈&丈夫で傷が入りにくいため衛生的です。
中でも、適度な重さがあって食事中もズレにくい商品がおすすめです。ただ、あまりデザインがなく、見た目がシンプルになりがちです。

陶磁器
やきものには、陶器と磁器のタイプがあり、それらを合わせて陶磁器と呼ばれています。
違いを簡単に説明すると、陶器は土で、磁器は石を砕いた粉で出来ています。
陶磁器は、重さがあるので安定感があり、食べ物の匂いや細菌がつきにくく汚れが落ちやすいのが特徴です。
デザインも豊富にあるので、猫の大きさに合わせて、高さを選びやすいというメリットもあり、さらに温かい餌の場合は冷めにくいという利点も。
ただ、やはり割れやすいので、取り扱いに注意が必要です。陶器より、磁器の方が硬いとされているので、気になる方は磁器を選ぶと良いかもしれません。

留守中の餌やり
長期の外出などで餌を決まった時間に与えられない場合には、自動給餌機が便利です。
こちらのタイプは、操作ボタンは3つのみ、という簡単設定で、タイマーを設定することによって、餌が自動で降りてくるという仕組みになっています。
イエロー、オレンジ、レッドの3色から選べます。

留守中の水やり
留守中の水やりには、自動給水機を活用します。
水が少なくなるとタンクから自動的に給水され、一定量でストップします。
長期出張や外出だけでなく、多頭飼いで水の消費が激しいお宅では常時置いている方もいるようです。

食器台は必要?

容器の高さが低過ぎると、猫が食事をする時に首を曲げた姿勢になっていまい、喉の詰まりや嘔吐の原因になることも。
フードボウル自体に高さがない場合は、食器台を置くなどして、対応してあげましょう。
高さがあると、床に落ちている埃などが入りにくく、衛生的でもあります。

餌入れを置く最適な場所は?
さいごに、猫が食事をする環境としては、どんな場所が最適だと思いますか?

目の届く範囲でゆっくり落ち着いて食事ができる場所を確保してあげることが大事です。
騒がしい場所や人の出入りが激しい場所では、猫も落ち着いて食べることができません。
たとえば、機械音がする冷蔵庫の横や出入り口、人の動線になるような場所は避け、棚の横などの物陰や部屋の隅などが良いでしょう。その際は、トイレともなるべく離してあげてくださいね。
猫ちゃんが安心してストレスなく食事ができるかどうかは、飼い主さんの手にかかっています。
猫ちゃんの様子を観察しながら、より良い環境を見つけてあげてくださいね。