【猫カフェ☆レポ】熊本の猫カフェ『かごにゃん』の猫ボランティアを体験してきました!

熊本地震から早4ヶ月が過ぎようという8月のとある日に、私は熊本の猫カフェ「かごにゃん 並木坂店」を訪れました。

「かごにゃん」では、震災直後から今もなお、猫たちのお世話や掃除をおこなうボランティアを募集しています。

今回の記事では、私が「かごにゃん」で、猫のボランティアに参加させてもらった時の様子をレポートさせていただきたいと思います。

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※2016年12月現在で寄付をお願いしているものを追記しました。(12/5更新)

熊本の猫カフェ「かごにゃん」とは?

「かごにゃん」は、猫とのふれ合いの場である猫カフェとして楽しめるうえに、猫の保護及び譲渡もおこなっているキャットシェルターでもあります。

「かごにゃん」の活動内容
キャットシェルターとして、猫の保護および新しい家族との橋渡し

猫カフェとして、美味しいコーヒーや料理等の飲食の場の提供

つまり、入店料で猫カフェとして楽しめる一方で、同時にキャットシェルターとして、猫の治療費などに募金することができるシステムになっています。

不幸な猫の命を救えるように、そして未来の飼い主さんとの架け橋になれるように、日々活動されています。

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熊本地震の影響では、避難猫の数が80匹にも上った「かごにゃん」。被災された方の猫の受け入れはすべて無料でされていたそうです。となると、人の手も資金も今まで通りではもちろん足りなくなってきます。

そこで、猫たちのお世話や掃除をおこなう猫のボランティアを募りました。

「かごにゃん」の猫ボランティアの参加条件

「かごにゃん 並木坂店」では、毎日3~4名の猫のボランティアを募集しています。参加条件は、【朝11時過ぎから14時頃まで参加可能な方】。これだけです。さらに、14時までが厳しいという場合は、時間前に退出することも可能です。

※ボランティア活動保険などの加入の有無は問いません。

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2016年8月現在、増えたり減ったりしながらも、「かごにゃん 並木坂店」で避難している猫が40匹弱、もともと猫カフェにいたレギュラー猫や里親募集中の猫たちを合わせると、ゆうに70匹を越えます。今までの体制ではとても手が回りません。本当に少しの時間でも、一人でも、ボランティアさんがいてくれると助かると話されていました。

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「かごにゃん」の猫ボランティアに適した服装

猫のボランティアに適した服装について、スタッフの方に聞いた内容と、さらに私が感じた事をまとめてみました。

○動きやすい服装(長ズボンなど)…ボランティアは掃除がメインです。立ったり座ったり屈んだりするので、動きやす服装が適しています。

○汚れてもいい服装…室内での掃除なので、目に見えて汚れるということはありませんが、水やアルコールを扱ったりするので、付着する可能性があります。また、猫がたくさんいるので、猫の毛がつく可能性が高いです。(猫の毛対策として、出入り口にコロコロが常備されています。)

○靴下でも裸足でもOK…スリッパが用意されているので、靴下を履いたままでも裸足になっても良いと思います。(気になる方は、靴下の替えを持参しておくと良いかもしれません。)

○ハンドタオルがあると便利…汚れた手を洗ったり、猫の食器を洗ったりなどの水仕事もあるので、ハンドタオルを持参しておくと便利です。

×ニット系の服はキケン…猫がたくさんいます。中には、作業中に乗っかってくる猫もいるので、猫の爪が引っかかりやすい生地の洋服はキケンです。

×アクセサリーも要注意…猫がじゃれてくるので、ネックレスや大きめのピアスは、猫の爪に引っかかったりするなどして壊れるキケンがあるかもしれません。何より、猫に怪我をさせるキケンがあるものは、できるだけ身に付けないようにしておきましょう。

「かごにゃん」の猫ボランティアの際の注意事項

上記の服装に注意することと、必要であれば飲み物を持参して、適度に休憩を取ること。ただ、「かごにゃん」の猫ボランティアは、室内での作業のみですし、体をハードに動かすこともないので、外でのボランティアなどに比べると、体力に自信のない方でも参加しやすいボランティアなのではないかと感じました。

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「かごにゃん」の猫ボランティアの内容と流れ

「かごにゃん 並木坂店」での猫ボランティアの実際の内容を、流れを追ってご紹介します。

1.猫のケージの掃除と消毒

まずはケージの掃除から。乾いた雑巾に除菌スプレーを吹きかけて、ケージを拭いたり、ケージに落ちている猫の毛や猫砂などを取り除きます。

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ケージの掃除は中にいる猫に配慮しながら
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「何してるニャ?」と興味深々の猫さん

2.猫のトイレの掃除と消毒

スタッフさんによる排泄物チェック(猫の体調管理)の後にトイレの清掃作業へ。糞を取り除いてペットシーツの交換をしたら、トイレも雑巾で拭いて除菌します。

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感染症なども考慮して掃除は念入りに
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”ゴミ箱の守り神にゴミを捨てるのを阻止される”の図

3.猫の餌と水の交換

ケージに入っている猫の頭数や体調に合わせて餌と水を準備します。今でも一週間で50kg以上の餌を消費するのだとか。

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一度の食事で大量の餌を用意
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餌をモリモリ食べてくれる避難猫たち

4.猫カフェ店内の掃除

猫まわりの掃除やお世話が終わったら、ケージを移動させながら店内全体の床を掃除&除菌していきます。

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ケージに入っているのが避難猫たちです
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掃除の監視役を務める黒猫の先輩スタッフ

5.猫のブラッシング

毛が長くて絡まりそうな猫は特にブラッシングが必要です。
鳴き声を上げて甘えてくる猫にも撫でながらブラッシングしてあげます。

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気持ち良さそうなこの表情にこちらが癒されそう
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ブラッシング中にモフモフさせてくれる子も♡

6.猫とのふれ合いタイム

掃除、餌やり、猫のお世話が終わったら、あとは自由です。猫カフェオープンの時間まで、猫と思い思いに過ごせます。
それ以上いても良さそうですが、オープン時間の14時頃にはきっとお腹が空いてきます。
(※「かごにゃん 並木坂店」では、現在飲食の提供ができない状況です。そのため、猫カフェの営業は募金制でおこなっています。)

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猫さんに写真を撮らせてもらったり
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猫用のおやつをあげたり

「かごにゃん」の猫ボランティアの募集はいつまで?

被災された方の猫の無料預かりは、今年いっぱいまでという方向で決まっているそうです。それ以降は、以前からおこなっているペットホテルという形で猫を預かることになります。

猫の数自体は、減ることが予想されますが、猫のボランティアの募集がなくなることはありません。

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というのも、「かごにゃん」は、猫カフェであり、キャットシェルターでもあります。猫の保護やお世話を持続的におこなうためには、継続的なボランティアと支援が必要です。

「かごにゃん」の活動と共に、それに対するボランティアや支援などの募集も続いていきます。

「かごにゃん」の猫ボランティアに参加して

「かごにゃん」の猫のボランティアに参加して思ったことは、避難猫が人の助けと愛情を必要としているということです。

そもそも猫カフェのボランティアに行ったので、少しでも猫の助けになれば、とは思っていたのですが、どの猫も作業中に物凄い勢いで甘えてくるのです。

わが家のツンデレ猫とは大違いで(笑)、猫ってこんなにも人懐っこいものなのだなと驚きました。

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飼われていた猫は、熊本地震という天災で飼い主さんとの生活を奪われてしまいました。
地域猫や野良猫だった猫も、震災によって生活していた場所や環境を奪われ、そして「かごにゃん」に辿りつきました。

そのどちらの猫も、ボランティアをする私たちに必死に甘えてきます。
撫でてほしい。だっこしてほしい。遊んでほしい。そばにいてほしい。

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時間に余裕のある方は、ぜひ猫に会いに行ってみてください。ケージや店内の掃除ももちろんですが、それ以上に猫を可愛がりに行ってほしいです。

作業時間は、11時~14時の約3時間(日によって前後する場合もあります)。ボランティアの時間はあっという間に過ぎました。24時間のうちのたった3時間です。でもきっと貴重な3時間だと思います。

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猫のために手助けしてくれる人、猫と一緒に過ごしてくれる人を「かごにゃん」では、募集し続けています。

「かごにゃん」で寄付を求めているもの

2016年12月現在、「かごにゃん 並木坂店」で支援をお願いしているものです。

・キャットフード…猫たちの健康を第一に考え、原材料の最初に「肉類」の表示があるもののみ募集しています。(ピュリナワンキャットなど)
※現在はシニア用を募集

・猫砂…新東北化学工業 フォーキャット ラクラクサンド【システムトイレ専用】。

詳しくはこちらへ⇒熊本かごにゃんさんのほしい物リスト

必要としている支援物資の内容は変動しますので、詳しくは「かごにゃん」のFacebookTwitterをご確認ください。

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猫カフェについて☆気になる質問10

猫カフェを利用するにあたって、みなさんがよく質問されている内容や、私が気になったことを「かごにゃん 並木坂店」に尋ねてみました。

1.予約はした方がいいの?

「かごにゃん 並木坂店」では、2016年6月から一部営業を再開していますが、今も避難猫がたくさんいる状況です。フリースペースを解放しての営業となりますので、席のご予約が出来ません。最近では、混み合うことも少ないので、予約なしでお気軽に遊びに来てください。

2.男性一人でも大丈夫?

もちろん大歓迎です。比率で言えば女性のお客様が多いですが、女性に比べて男性は、お一人で来られる方の方が多いので、気兼ねなくお越しください。

3.猫を抱っこ出来る?

基本的には猫からの逆指名制ですが、猫が嫌がる素振りがなければ可能です。その際、無理やりの抱っこや、寝ている子を起こすなどの行為はお控えください。また、小猫の場合は抱っこでストレスが溜まりやすいので、ご了承出来ない場合もあります。

4.写真や動画の撮影はOK?

猫の撮影はご自由にどうぞ。ですが、猫の目に悪いのでフラッシュ撮影はお控えください。また、他のお客様が写らないようにお願いいたします。

5.撮影した写真や動画をホームページやブログなどに載せても大丈夫?

撮影した猫の写真は、ご自由にお使い下さい。宣伝効果にも繋がるので、嬉しい限りです。

6.貸し切りは可能?

以前はお受けしていましたが、現在はスペースを確保することが難しい状況です。後々は可能になるかもしれませんので、ご希望の場合は、直接ご相談ください。

7.子どもは入店出来る?

可能です。保護者同伴を推奨しています。

8.車椅子で入店出来る?

出入り口で靴を脱いでいただきますので、車椅子を降りてからの入店となります。また、猫が多数いますので、事故防止の観点や衛生面からも車椅子のままでの入店はご遠慮いただいております。

9.アレルギーでも大丈夫?

猫を飼いたいけどアレルギーがあって飼えない、という猫好きさんもご来店くださっています。出入り口にマスクを置いていますので、ご入り用の方はお使いください。

10.おすすめの時間帯は?

2016年6月から一部営業を再開していますが、お客様自体はまだ少ない状況です。いつでもお気軽にお越しください。

さいごに

「かごにゃん」は、猫カフェではありますが、実態としてはキャットシェルターとしての活動に重きを置いていました。

熊本地震後、猫カフェの営業再開云々に関わらず、震災での避難猫を受け入れ続けていたのもその思いからです。

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だからといって、そのままで良いわけがありません。猫カフェとしての営業は、キャットシェルターの延長線上にはなくてはならないもので、猫と人とを繋ぐ大事な役割を果たしているからです。

そして、猫カフェを営業し続けるためには、ボランティアの力が必要です。

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を保護するゆりかごでありたい』という「かごにゃん」。

「かごにゃん」で暮らしている猫たちはみんな人懐っこい子たちばかりです。そんな猫たちに会いに、ぜひお店に遊びに行かれてみてください。

さらに、猫たちともっと濃密な時間を過ごしてみたいという方は、「かごにゃん」の猫のボランティアに参加してみませんか?

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「かごにゃん」で幸せな猫たちが増え続けていく。

そんな光景を、私もできる限りの支援をしながら見守り続けたいと思いました。
 

かごにゃん 並木坂店

[保護猫カフェ]
営業時間:12:00~22:00(※2016年6月より熊本地震の影響のため14:00~22:00での一部営業)
定 休 日:なし
熊本県熊本市中央区上林町1-31 マーケットプレイスウエスト2F【熊本電鉄藤崎線 藤崎宮前駅 徒歩5分】
Tel:096-221-3607(11時以降)
ホームページ:熊本の猫カフェ キャットシェルターかごにゃん
ブログ:熊本の猫カフェ キャットシェルターかごにゃん

その他の熊本の猫カフェはこちらから⇒【熊本の猫カフェ・保護猫カフェ一覧】

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